3話「true story@」
「助けて…助けて…」
この言葉ではっと目覚めた。しかし、気づいたら今は夜中1時30分。映画をレンタル屋で借りて、見ていたのだが、うっかり寝てしまったらしい。でも、その声は何処か、矢島の声に似ていた------


朝、学校に来ると、何故か誰もいない。
------あれ?
「…あれ?」
もう一人、誰かの声が聞こえた。なんと、矢島だ。
「あ、おはよう、中村君。どうしたの?これ。」
「いや…これって言われても…俺も知らん。」
どうやらまた行事のようだ。
 実は昨日の、入学式の時に行事がたくさんあるということを知らなかったので、「どうせ体育祭くらいしか行事なさそうだし」と思ってゴミ箱に捨てたのだ。ということは、年間行事プリントがゴミ箱にあるという事だ。
「ちょっと待って!年間行事プリントゴミ箱の中にあるかもしれないから。」
「あ…私のも」
「!?」
俺は聞き返した。
「ぇ…?」
 どうやら、彼女は友達に聞いたらしい。「この学校にはたくさん行事がある」と。
「いや〜ごめんね。」
「ん〜まぁな。」
そして見つかった。何と、そこには4/10(水)は、「入学式翌日のため、休み。」と書いてあった。このことには、驚きだ。というより、呆れた。
「休みだって。ぁぁ、意味不明。」
俺は呆れた感じでいった。
「んじゃあ遊びにいこっか。暇だし。」
彼女はこう言った。この言葉に驚いた。
「あ、ああ、でも制服着替えてからな。」
動揺を隠すように言った。
「んじゃあ7割中村君のおごりでね。」
そして遊びに行く事になった。

駅で待ち合わせていたのだが、そこに隆らしき人がいた。
「よっ、彬。誰待ってるんだ?」
こいつは、青木 隆(あおき たか)。中1の時からの知り合いで多分最も親しい。
「あ〜誰だろうな。」
「お前分かりやすいな。どうせ女子だろ?」
俺はわかり易い。
「ん…まぁな。」


「中村君。」
矢島の声だ。結局隆に捕まってしまった。

という訳で3人で遊びに行く事になった。

 帰り道、駅前の交差点についた。隆は、南の沿線沿い、矢島と自分は東の商店街を通る道なので、2人で帰る事ができる。

 2人で帰っていると、商店街の電気屋のTVにニュースが映っていた。
『…県…市で地震が起きました。M7,0の地震です。この地震による、津波の心配はありません。』
その時、矢島は突然泣きそうな顔をした。